症例別アドバイス:パニック障害

2024.08.04

パニック障害 ホメオパシー的アプローチ

 

ひさと先生

本日は16年悩まされていたパニック障害の症状が3回のカウンセリングでコントロールできるようになったケースについてご紹介します。

 

パニック障害は、特に身体の病気がないのに、突然、動悸、呼吸困難、めまいなどの発作(パニック発作)を繰り返し、そのため発作への不安が増して、外出などが制限される病気です。長引くと仕事などができなくなったり、うつ病になることもあるので、早期治療が大切です。
以前は不安神経症といわれていましたが、薬物治療が有効なことから、1980年に米国精神医学会で独立した病気として扱われるようになったものです。日本ではほかに、心臓神経症や過呼吸症候群などとも呼ばれていました。

  

パニック症を患いやすい年齢

一生のうち1回だけパニック発作を起こす人は、9人に1人(全人口の約11%)で、その中の4分の1から3分の1程度の人がパニック発作を繰り返し、パニック障害へと進展するといわれています。パニック障害の頻度は、全人口の1.5~4.7%で、けっしてまれな病気ではありません。
好発年齢は男女共20~30歳代で、男性のほうがやや若い傾向があります。また、女性の頻度が高く、男性の約2~3倍です。

パニック障害の症状

ある日突然、めまいや動悸、呼吸困難といった症状とともに強い不安・恐怖が起こります。
日常生活において、ストレスをため込みやすい環境の方々がなりやすい傾向があります。

その後、「発作が、また起こったら…」という強い「予期不安」が特徴的とも言えます。
これによって行動制限が起こることが一般的です。

100人中1-2人にみられます。
なお診断には、気分の基調の確認が大切となります。

治療と経過 ホメオパシーアプローチ

パニック障害の治療は、一般的に薬物療法を中心に行われ、また認知・行動療法などの精神療法を併用することがあります。薬物療法は、パニック発作を抑え、予期不安を軽くさせるために用います。

ホメオパシーでは精神薬の使用をすることなく、植物や鉱物由来の物質を含まないホメオパシー薬(レメディー)をパニック発作や予期不安を軽くするために用います。

またカウンセリングの時間を十分とり、抱えているストレスなどを整理して
認知再構成法を丁寧に行います。

HIKARI健康相談所では光山式認知療法7つのステップを行います。

光山式認知療法の7つのステップ

  1. 頭の中の整理をします。あなたが困ってことは何か?、あなたが解決したい問題は何か?一緒に分析します。
  2. どういう場面でその問題が起こるのかまず話してみる。そして自分で認識します。
  3. その場面でみられる感情や行動の分析、そしてあなたの認知(「心の声」)について知る。
  4. 認知(「心の声」)感情や行動にどのように影響しているか知る
  5. 認知(「心の声」)が適切かどうか、あなた自身を非難したりして心が萎縮していないか知る
  6. 同じ場面で別の認知(「心の声」)ができないかどうかチャレンジする。
  7. 別の認知(「心の声」)を実行のチャレンジ

クライアント様は47歳男性。

このクライアントはもともと「100歳まで生きたいので、健康管理をお願いします」と言う形でカウンセリングに通われ始めました。

話をしていくうちに、パニック症で悩まれていることを話してくれました。

30歳ごろ高速道路を運転中、渋滞にはまった際、突然パニック発作が起こりました。
以来1人での運転中必ず渋滞にはまるたびにパニック発作が起こっていました。

この発作以来運転は控えられていたとのことです。
仕事でどうしても車移動をしなければならない時には、運転手を雇い移動をしていたというのです。

家族にもなかなか理解されず、辛い思いをされていました。

先日友人との約束で県外まで夜間に運転しなければならなくなり、やむおえず運転した際、パニック発作が起こり「どうしよう。。」と思った際、カウンセリングで処方されていたホメオパシーのレメディーを持っていることに気がつき、とっさに舐めました。

すると動悸がすーっと嘘のように治りました。

「あんなにずっと苦労していたのに、こんなしょうもない砂糖玉で治るなんて。。。」と症状が回復したことが未だ信じられないとおっしゃっていました。

今年の夏休みは16年ぶりに運転して家族旅行を楽しめました。
奥様はこのことに大変驚かれていました。

今日もお守りがわりにお財布にレメディーを忍ばせているとのことです。
お財布に忍ばせているレメディーは「アコナイト」です。

 

*レメディは医薬品ではありません。正しい知識を持って、自己責任のもとホメオパシーを取り入れてください。健康状態に気になることがある方、医療機関で治療中の方は、医師や専門家にご相談ください。このブログを参考にレメディを使用したことによって生じた一切の疾病・負傷・その他の身体反応については責任を負いかねます。

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